とても優しい大好きなお母さんです。
でも目が悪く、視野がかなり狭いらしいので、いつも私たちがサポートしています。
それで私たちって言うのが、二つ年上の姉の優香と双子の妹のなぎさです。
私となぎさは双子なんですが、その話はおいおいしていきたいと思います。
私の家は結構大きくて、お父さんがやっている剣道の道場があるのが一因です。
そのお父さんはとってもかっこよくて、自分に厳しく、周りに優しくって感じなのかな?
でも、お父さんは謎が多いのです。
いつも6時ピッタリに帰ってくるし、突然家から飛び出したりするし、帰って来なかったりするし、傷の手当がされた状態で帰ってきたりする。
一体どんな仕事をしているのか……。
「これでよしっと」
私は家に入ってすぐに冷蔵庫に買い物をしまった。
「ありがとう、みこと。ママとても助かったわ」
「こんなの当たり前だよ。じゃぁ私、宿題するね」
「うん。後でなぎさに学校の話してあげてね……」
お母さんは、少し曇った顔をした。
「うん、分かったよ」
私はそう言ってリビングを後にした。
