君がいる

「山野の彼女?」
いきなり岩井の隣にいた
男子がそう言った。

「ちっ…違うよ!」
私は慌てる

山野の彼女のわけないじゃん!
山野なんてまじでむり!!
山野はクラスじゃ全然
モテない。

いきなり彼女かと聞かれ
慌てるのは当たり前。

「んなわけあるかい」
よかったぁ…否定して
くれて…

そんなことを考えていると藍菜が戻ってきた。

手には金魚の入った
袋を持っている。

「夏希ーごめんねー
あっ!!山野に…」

「池水くん…」
藍菜は岩井の隣にいた
男子に目を向けた。
特別かっこいい訳じゃ
ないけど桜咲中だったら
確実にモテる。

「藍菜…」
池水君という人は
そう名を読ん。

「久し振り♪元気に
してた!?」
藍菜がそう聞くと
池水君は
「あぁ」と短く答えた。
ミステリアスな瞳
私は何故だか池水君の
虜になっていた。

それが私の恋のはじまり
小さいけれども確実な
恋心…

君に出逢えた雨の日に
私は運命を感じた…