君がいる

翔希

「雨止まないな」
昼休み俺と野球部で
同じクラスの信悟は
雨がどしゃぶりの
グランドを眺めた。

雨は嫌いだ
退屈だ。

サッカーも野球も
できねぇ
何より部活が室内なのが
ムカつく

「なぁ暇だから
2年教室いかね?」
信悟の突然の提案に
俺は慌てる

「あれ〜翔希顔真っ赤
もしかして2年に
好きな人でもいんの?」
痛いとこをつかれ
俺は更に慌てる

「んなはずねーし
俺年上興味ねーし」

俺は年上が苦手だ。
あいつを思い出すから
あの女を…

あれは去年の春だった。