君がいる

眠てぇーなぁ…
机に突っ伏して
目を閉じかけた時だった。
「悠くん…」
誰かが俺の名を呼んだ。
顔を見なくてもわかる。
クラスメートの萌南だ。
萌南は俺のとなりの
高野の席に座った。

「ねぇ悠くん今日男バス
あるよね?」
萌南も俺と同じバスケ部だ「うん。あるよ」
俺が答えると
「やったぁ男バスが
いないとやる気出ないもん」
と嬉しそうに萌南が
言った。

そして急に表情を曇らせてうつむいた。

「ねぇ…悠くん…」
元気のないこえで
萌南がおれの名を呼ぶ。

「桜中の愛沢さんのこと
好きなの?」
いきなりの質問に
俺は答える。
愛沢は一昨日の祭りで
あった桜咲中のソフト部だ「どうなの?手紙もらったんでしょ?

確かに昨日俺の親友で
愛沢のクラスメート
でもある山野郷から
愛沢からだと言って
手紙をもらった。

内容は一目惚れしたとか
告白のようなものだった。
はっきり言って俺は
女に興味がない。

「別に俺あいつに興味
ないから」

俺の一言で一気に萌南の
表情は明るくなった。

「そーだよね悠くんは
萌南のだもんね」
と言うと席をたった。

その時は気づかなかった。淡い恋心に…