翌日

「おい、望!」
「悟、おはよう。」
「おはようじゃねえよ!
 玲奈はどうしたんだ!
 玲奈と連絡が取れないんだ。」
「俺も…」


昨日のことがあってから
玲奈は、戻ってこない。
家に帰っているのだろうけど
学校休まなくてもいいではないか。
マチさんも、ひどく自分を
責めている。
とりあえず、俺も学校があるから
玲奈の家に上がらせてもらうように
マチさんには、言っといた。


「電話してみようか。」
「ああ。」


望は玲奈の携帯に電話をかけた。
しかし、通じなかった。


「お前、なんか傷
 つけたんじゃねえのか?」
「違うよ!でも、なんか急に…」
「望さん!大変です!」


急にマチさんが走ってきた。
息があがっている。相当急いでいたのだな。


「玲奈さんが…消えたんです!」
「え!?」