「わあ、広いですね!」
「だろ?」
今日は、俺とマチさんと
玲奈と悟の四人で、
遊園地に遊びに来た。
マチさんの時代には、
もちろん、遊園地なんて
ないだろうから、興奮している。
「ここが、ゆーえんちですか!」
「遊園地だよ。楽しい乗り物が
たくさんあるんだぜ。」
「へー。私の時代には、
こんな楽しそうな場所、
まだないですよ。
何から乗ります?」
マチさんは、子どもみたいに
目をキラキラさせて
俺に、そう言ってきた。
なんだか、ウキウキ
しているマチさんは、普段より
可愛く思えた。
「私、お化け屋敷は嫌よ。」
玲奈が、腕を組みながら
偉そうに言い放った。
「ジェットコースターにしよう。
二人ずつで乗ろうぜ。」
「ああ。じゃあどうしようかな。」
俺は、もちろんマチさんと
乗りたい。それに悟だって
玲奈と乗りたいだろう。
「望、私が一緒に乗って
あげてもいいわよ。」
「私、望さんと一緒に
乗りたいです!」
玲奈とマチさんが、ほぼ
同時に俺に向かって言った。
気まずい空気が流れる。
玲奈は、マチさんを睨む。
どうして玲奈は、マチさんと
気が合わないのだろうか。
「れ、玲奈!俺と乗ろうぜ!」
「え、悟と?…仕方ないわね。」
「マチさん、俺でよければ
一緒に乗ろう。」
「はい!」
楽しいデートになるはずが
少し気が重くなってきた。


