セピア色の境界線




「でも、マチはどうやって
 この時代に戻ってくるの?」
「シズさん、タイムスリップ
 なんて、本当に信じてるのか!?」
「いや、この子は昭和の子じゃ
 なさそうじゃない。」
「そんな簡単に…。」


シズさんは、私の言う事を
信じてくれた。
器の大きい人だ。
しかし、達宗さんは
いまだに私の言う事が、
信じられないようだ。


「達宗さん、私は未来から来たの!
 今からえっと、…67年後の未来から!
 平成時代っていう時代から。」
「67年後?嘘つけ。」
「…そんなに信じられないなら、
 証拠を見せてあげるわ。」


驚かれるかもしれないが、ここは
私の携帯電話を、見せるしかない。
そう思って、ポケットに入っている
スマートフォンを出した。