セピア色の境界線




「あの…あなたは…。」
「あ、失礼。私はシズといいます。」
「シズさん…。」


私の祖母と同じ名前である。
まさかとは思うが…。


「あの、今って何年ですか?」
「え?」
「平成24年ですよね!?」
「へい…せい?何かしら。それ。」
「俺も聞いた事がない。」


考えたくもないが、
昭和時代のオーラが
ぷんぷんする。
ものすごくレトロな雰囲気。


「もしかすると、昭和時代
 とか、言いませんよね…?」
「何言っているんだ。
 今は昭和時代に
 決まっているだろう。」
「…。」