「どこよぉ〜」

ゆっくりその指差す先を辿ると・・・・



「お、お化け屋敷ぃ〜?!」


まったまったぁ!

小さい頃から怖いのが苦手で一度も入ったことないのにぃ!!



「怖いよぉ!無り・・・「はい、スト〜ップ!」」


無理って言う前に明良に遮られた


・・・・何ぃ?



「今回は拒否権なしな!」

はいぃ?!

「なんでっ?!」


「だって俺、楽しみだったんだもん。
ジェットコースター」



・・・・はっ?


「だから美愛も我慢な♪」


ちょっ・・・・まじで?!




「大丈夫!目閉じてりゃぁ怖くねぇから!」



いや、ある意味怖いよ?!それ!




「あとは美愛の行きたいとこ好きに行っていいから」


『な?』って言う明良に完敗した私は、渋々歩き出した


「ったくー。ほら」


そう言って明良はそっと私の手を握った

騒がしくなる私の心臓


「もうっ」

ドキドキを紛らわすために私はまた歩き出した