「だあぁぁっ! もう母さん達は黙ってて!」 明良がそう叫ぶと、 『はいはい。』と言いながら笑っていた。 「美愛、ごめんな。」 罰が悪そうに言った明良は、なんだかとっても可愛いかった。 「ううん。凄く楽しいよ。」 笑顔で答えると明良は『そうか?』と照れながらも、優しく笑ってくれた。 もうすぐ遊園地。 長いはずの車の中は、あっという間だった。 .