「え〜!? 嘘だぁ!! 絶対なんかあったでしょ!」 こ、怖いよ。 だってだって。 抱きしめられただの、キスしただの。 あの夏休みにあったこと、まだ言えてないんだよ? ちょくちょく教室来てくれてるとか。 時々一緒に帰ってるだなんて言ったら・・・ 顔、赤くなりすぎちゃう。 そのうえ、お父さんは絶対泣くと思う。 「そうかそうか。 何もないか。」 お父さんは安心したみたいで向かいのソファーに座った。 やっぱり。 言わなくてよかったー。 楓と言い争ってると、お母さんに呼ばれた。 .