「だからっ。
そーだって!
何回も言わすなよ・・・」
わ・・・広、真っ赤。
なんか。
「ゆでだこみたい・・・」
「なっ!」
あ、もっと真っ赤になった。
信じられない。
信じられる訳がない。
でも、ううん。
だからこそ、確かめたくなる。
「広はいつから好きでいてくれたの?」
少し考えて広は言った。
「本当に意識し始めたのは、
告白されてからだけど。
多分、2年の頃からだったんだと思う。」
嘘・・・。
広も?
私と同じだったの?
なんでだろう。
涙が溢れて止まらない。
「え、なに?
どうした?」
慌てる広に首を振る。
「違うの。
嬉しくて。」
一生懸命、涙を拭いてたら。
いきなり腕を引かれた。
広の香りがする。
私、抱きしめられてる?
「・・・佐々木、可愛すぎる。」
え?
可愛い?私が?
「・・・・・・好きだ。」
へ・・・。
「ぶはっ!真っ赤!!」
広だって真っ赤じゃん。
吹き出して笑う広はキラキラしてて。
かっこよくて。
また、キュンとする。
「だってー。」
嬉しくて涙が止まらないよ。
ーーーーーー・・・チュ
広の髪が頬に当たって、くすぐったい。
.

