それからちょくちょく。
本の整理や、
新しく入れる本の希望アンケートとかで委員会があって。
2人で話すようになった。
「はい。
じゃあ、2人はこれ運んで。」
本の貸し出しチェックが早く終わった、私と広に。
図書委員担当の先生は、
新しく入った本を目の前に置いた。
いかにも重そうな本ばっかり。
・・・・皆よくこんな分厚いの読むよね。
「さてと、運ぶか!」
中途半端な数だから、
どれくらい持てばいいのかな。
って考えてたら、サッと広が持った。
かなりの量があるのに、3分の2くらい。
いや、それ以上かも。
「佐々木、残り持てる?」
「え?
あ・・・・うん。
それより、広重くない・・・?」
「・・・え?
あほ〜。
俺をなめんなしっ。」
ねぇ。
広、気付いてる?
その笑顔で、
軽々と持っている広に。
私は、またときめいてるんだよ?
重い本を持ちながら、
ドキドキしてるんだよ?
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