「美愛っ。」
休み時間になった途端に、駆け寄ってきた由佳里。
「どーしたの?
授業中、あんな焦ってる美愛みたの初めてだよ?」
心配そうに私を見る。
あ・・・。
そんなに焦ってた?
いつものメンバーも、その言葉に反応してた。
え゛っ。
今、理由言わなきゃ駄目?
ちょっと皆の前では言えないんだけど・・・・・・。
「ごめん。
またぼーっとしてたみたい。」
ぎりぎりごまかす。
ばれるかな?;;
「なーんだ、心配して損した。
もー!
気をつけなよ?」
いつもの由佳里スマイル。
よかった。
バレてないや。
「ごめん、ごめん。」
それを聞いたメンバーは、次の話題へと移っていった。
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