「ぷっ。

何、なんか怒ってる?」


ほら。
明良にはなんでもお見通し。


「な、なんでもないよ。」
「わー、美愛あやしいー!」


なんか隠してる、と言う明良に
なにもない、と負けじと言い返す。




こんなやりとりが、愛おしくてしょうがない。

こんな明良が愛おしくてしょうがない。




私は明良がいるだけで幸せになれるの。




スプーンですくってメロン味のかき氷をくれる明良も、


知り合いに会うのに私といることを隠さないで、ちゃんと紹介してくれる明良も。




全てが大好きで、全てが愛おしいの。