お姉さんは私達に気を使って、家に帰って行った。
近くにあったベンチに座る私達。
時々人が通り過ぎるけど、皆楽しそうにわらってる。
両手をベンチに付けて少し前かがみになった明良は、
私を見つめて首を傾げた。
「デート前にさ、約束事してた?」
「・・・・・・え?」
わけのわからない発言に私も首を傾げる。
デート前の約束?
「そんなの、してないけど・・・?」
『だよな。』と言って、明良は考え込んでしまった。
ん?
よくわかんない。
なんでいきなり?
私はデート時間に来ただけだよ?
?ばっかりの私に明良は眉をたらして言った。
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