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華やかな演奏と盛大な拍手の中、私は一歩一歩踏み締めるように歩いた




もう今日で最後なんだと思うと涙が溢れそうになった




だけどまだ実感出来てない自分もいて



フワフワと夢のような気分だった









「礼!  着席!!」

クラスで1番声の大きい中野が号令をかけた




身が引き締まるとともに
あの夏祭りを思い出した




あれ以来、中野はいつも通りに接してくれて、

気まずかった友達とも仲良くなれた




そんなことを考えていたら、沢山の感謝の気持ちが溢れてきた