君の笑顔に触れたくて



よく見慣れた道を私は歩いていた。
もう夕日は沈んでいて辺りは薄暗かった。

葵からの連絡を待つ。
葵のお母さん…
ケータイをぎゅっと握りしめた。



「分かってる!?」
暗がりの公園から女の人の声が聞こえてきた。
「はい…すみません…」
その声は若い男の人の声だった。

「あなたは芸能人なのよ!!」

え…!?
芸能人…!?
驚いた私はその二人をよく見た。