雨あがりの空に

「……ねぇ…裕也……たく、みのこと…支えて、あげて…」

「………え?…」

「…あの子は…裕也が、居ない、と…生きていけない…から……」

「……翠…」


「……私の…分…ハァ…ハァ…クッ…まで…生きてね……」


「……うっ…グスッ……」


「……ずっと…見守って…るよ…」


「………みど、翠ぃ…うっぇ…」





「……ゆう…や………ありが、とう……」





ピーーーーーーー。






数字が…“0”になった。



「……翠ぃぃぃ!……うっ…ぁぁぁ…グスッ…」



俺は、狂ったように泣き叫び、その場に座り込んだ。