ハッと目を覚ます。 整わない荒い呼吸。びっしょりと汗をかき、尋常じゃないくらい震えている身体。今のあたしを襲うのは、 ーーー急激な孤独感。 『ハァ…ハァ、ゆづっ…』 何度も何度も、狂ったように呼ぶけど小さくか細い声しかでない。 いつものふかふかのベッド、だけど隣に彼がいない。 ユ ヅ ガ イ ナ イ ? 『いやああああぁぁ!!!!』