ドカッ!!
「〜……ッ……」
「こら!健治!!転校生が来たのに寝んな!」
「…いってーな……あぁ…先生来たのか…」
「転校生お前の隣の席になったからいろいろ教えてやれよ?」
周りの奴らは「いいなー」とかほざいてやがる…
「めんどくせ…」
隣に視線を映すと黒板をボーっと眺める女がいた…
「……おい…」
「……」
無視しがる…
「おい!」
今度は肩を叩き呼ぶと
不思議そうな顔をして耳から何かを取った…
「ん…?何?」
「今耳から何取った?」
「耳詮…」
なんか…変な奴だ…
「俺は斎藤健治。分からない事あったら聞いてくれ。」
めんどくせ…
「ん…ナギ太…健治よろしく…」
は?…ナギ太?普通フルネームで教えるだろ…
何回も聞くのめんどくせ…まぁいいや…
「ナギ太よろしくな…」
「…分からない事あるんだ…」
めんどくせ…
「なんだ?」


