これをくれたのは母方のおばあちゃん。
母親が出て行った後もおばあちゃんは
私のことをかわいがってくれた。
父親が出張でいない日は
おばあちゃんの家に行って
五目並べしたり畑の手伝いをしたりした。
おばあちゃんの家だけが
唯一の私の癒しの場所だった。
・・・・・のに。
おばあちゃんは１年前
・・・・・死んでしまった。
私が寝ている間におばあちゃんは
天国へと旅立ってしまった。
原因は心筋梗塞。
いきなり訪れたおばあちゃんの死を
私はなかなか受け入れられずにいた。
私はおばあちゃんのお葬式にもいかず
一人で部屋にこもって泣いていた。
でも父親はそんな私にも関わらず
毎日部屋に入ってきていつもの行為を始める。
