「咲・・・
 航生君と付き合えることに
 なってホントによかったね!」


「うん」



私たちは今更衣室で
着替えながら話をしている。




「咲・・・?」


「私・・・。
 航生を苦しめることでしか
 航生に愛してもらうこと
 できないみたい・・・。
 バカみたいだよね」


「咲?
 どーしたの?」


「うんん。
 なんでもない。
 きにしないで」



そういう咲の目は死んでる。


何も見えていないみたいに
真っ暗な気がする・・・。




咲がおかしい・・・。


いつもの咲じゃない。






大輔・・・。


やっぱり大輔が言ったこと
ビンゴだったね・・・。



咲を変えることは
きっと航生君しかいない。



航生君
咲のことよろしくね・・・。