席を立って、渚の所へ駆ける。



「しおりー、また同じクラスだね」

「うん!良かったー!!」



私たちが喜びあっていると、後ろから声がかかった。


「灰崎、はよー」


灰崎とは、渚の名字だ。


「は?・・・・・・・・ん?あれ??」


渚が、後ろを見る。
彼はヒラヒラと手を振っていた。



「達真じゃん!!」



えっ!!?
知り合い!!?