オレは心音を抱き寄せた。

それに驚いた心音とマリン。


「オレの心には、心音しかいないから」


・・・

ちょっと刺激が強すぎるかもしれないけど、

オレは、マリンの前で、

心音にキスをした。


・・・

真っ赤な顔で立ってる無言の心音。

・・・

開いた口がふさがってないマリン。


オレは一つ咳払いをして、

マリンを見た。


「そういうことだから」


口を膨らませたマリンが、

心音を見た。


「私は、正樹が好きだから、

心音には、渡さないよ」

捨て台詞をはいたマリンが、走って行った。