!!!!!!!! 右肩にズシッと嫌な重みを感じた。 背中にツーッと冷たい雫がつたうと同時に あまりの恐怖で総毛立った。 すると―――――、 「杏花さん」 耳元で囁かられる自分の名前。 恐る恐るスローモーションのように 声のする方へ振り返ると、 「俺と来て貰えるかな?」 「………」 「さぁ、こっちだよ」 顔面蒼白――――― ―――――硬直する身体 血の気の無い 冷え切った 私の腕を掴んで 横断歩道とは真逆の方向 夕焼けに照らされた オフィス街の奥へと 魔の手が私を……。