全身の力が消え失せ、恐怖で肌が粟立った。
足先から凍るように、
全身の感覚が麻痺して来る。
えっ!?………何?
“取引”って……。
やっぱり、私は監視されてるんだ。
『いつでもどこでもアナタを見てる』
って事は、やっぱり盗撮されてるし
恐らく盗聴もされてるのね。
いつでも監視の目が光ってるっていう警告。
はぁ、良かったぁ…要に電話する前で。
取引が何かは分からないけど、
とりあえずは様子をみなきゃ。
急がないって言ってるし、
この内容からすると、
私がアクションを起こすまで手出しはしない。
………そういう事よね?
それに……“カナ兄”って。
彼は一体、何者?
要の事を良く知ってるみたいだけど…。
私とは面識が無いわよね?



