リョウちゃんは、毎日ベットに横たわりながら、いろいろな問題を解決していった。

博士は医者を続ける決意をしたし、カズ君はプロポーズは断られたものの、自分なりの答えをみつけたみたいだった。

そうやって人の気持ちを押し止める事なく、前に送り出しながら、その他の事にも次々と答えを出して行った。

例えば、僕は最終的に博士の家に預けられることになるらしい。

リョウちゃん方の親戚だと、1番近しいところでおじいちゃんの兄弟の娘とか、あまり知らない人になる。

結局、お父さんの弟である博士は僕にとっては1番身近な肉親なのだ。

博士とその家族も快く受け入れてくれると言っている。

僕にしてみれば、多少の不安はあるけど、1番納得の行く答えだ。

こうやってリョウちゃんは、学校の事や家の事をどんどん決めて行った。