「ごめんなさい・・・」


「いいんだよ。君の言うとおりだ。でも・・・僕たちにはソラを見守ることしか出来ない・・・変わってあげられたらどんなにいいか・・・」


「おとうさん・・・信じましょう。お父さんたちも私も。ソラはすぐに死んだりしない!待ってて・・・あげましょう・・・」


病室は涙で包まれていた。


そら・・・あなたがいなくなることで


こんなにもたくさんの人が泣いてくれるんだよ・・・?


いつかいってたよね・・・?人を泣かすようなことは絶対にしちゃいけないって・・・


なら・・・目をさましてよ・・・そら・・・


「きみ・・なまえは?」


「のぞみっていいます・・・」


「のぞみちゃんか・・・また・・・ソラのお見舞いにきてくれるかな?」


「はい・・・毎日きてもいいですか・・・?」


「もちろんだよ」


そういって微笑んだお父さんは。


ソラそっくりの笑顔だった。