誰も居ない屋上。


まだ午前だ。ソラのくる時間もまだまだ先だ。


「うっ…うう…」


フェンスに寄りかかり思いっきり泣いた。


これでもかってくらい泣いていると。


「のんちゃん。」


聞き覚えのある声。


大好きな声が私の名前を呼んだ