…そうだ。







俺は彼女に伝えなければならない





彼はただ斬られて死んだのではないと





ずっとずっと





君に会いたがっていたんだって






ずっと





守ろうとしてたんだって。






俺は殺した張本人だから




蔑まれてもしょうがない。




恨まれても…しょうがない。




彼女が俺を殺したいと思うのなら受け入れよう。




いや…それは彼が納得しないか。



とにかく俺は





彼女に会わないといけない。





すべて伝えるまで




絶対に死ねない。






そして







覚悟を決め





受話器を手にとった。