廊下をあるいて




エレベーターにのって一階へ。




受付を通り過ぎて




外にでる。





「…!」



久しぶりに見た浅葱色の空は





本当に綺麗で




とても高くて。





見ていると




全て包み込んでくれているようで




とても安心できた。




(………あたたかい。)





空は大きくて




太陽は暖かくて。




まるで




鏡夜に抱きしめられているみたいで




私は一粒







幸せな涙をながした。