「………もう一つ、いいですか?」
………なんだろう。
少し怖いけど
私は頷かないわけにいかない。
小さく……目を見て頷いた。
「………犯人は、自首しました。」
…………。
…………え?
なにそれ…………。
「その犯人は……いまとても落ち着いていて
なぜかあなたと………最後に話がしたいと…」
は?
は?
わけわかんないんだけど、
調子良すぎでしょ?
人殺しておいて、
私の大事なもの
奪っておいて
あいつのこれからの人生
奪っておいて
これからあいつは
楽しむことも
悲しむことも
一緒にいることさえ
できなくなったって言うのに
ふざけんな………
ふざけんな…
「ふざけんなぁっっっ!!!!!!!!!!!!」
気づくと私は叫んでいた。
