放課後は女子のもの。

「はぁ…はぁ…はぁ…」


「ひ…日向さんっ!?」


ドアの向こうから現れたのは、頭に蜘蛛の巣を貼り付け身体に泥や埃を纏った日向だった。


「…!…らちゃ…」

喋るのが辛いのか小さい声で喋る日向。

「ひゅーちゃん、蒼空と知り合い?」


(ひゅーちゃんって日向さんのこと?
それに私今…蒼空って…)


「え、えぇ…ついさっきまで……いっしょ…いた…」


「ほほぉー。
なんか訳ありっぽいなあー?んん?」


雪が怪しく目を光らせる。