放課後は女子のもの。

「架蓮ー!
ただいま戻ってきやした…ってあれぇ?まだいたの?」


雪がドアから出てきて、向かいにあった椅子に座る。


「遅いわよ雪。
私はお茶をいれるから、説明は任せたわ」


「にゃー…めんどくせえ…」


雪がだるそうに欠伸を漏らした。
架蓮は奥のキッチンで何かを用意している。


「ってなんでキッチン…」


「ありゃ?まさかこの【世界】のことも知らないのかい?」

「この【世界】…?」


雪は蒼空の反応を見て知らないと判断したのか、


「しゃーないなぁー…架蓮と美咲に後でおごってもらお」


(美咲…!
そういえばさっきもこの服を作ったのは美咲だって言ってたな…)


「この【世界】は―」


「あ、あのっ…!!」