放課後は女子のもの。

「きゃあっ!!」


「にゃー驚かしてしまったかい?
ごめんよー、悪気はなかったりするからー」


さっきの顔の正体は金髪のツインテールさんだった。


「あ、大丈夫ですよ…」


というか、どうしても服装の方に目がいってしまう。


「ん?
あー、この服のことかにゃん?
これねー美咲が作ってくれたのよー」

彼女が着ていた服…メイド服がふわりと揺れた。


「結構よくできてるっしょ?雪もここのフリル手伝ったんだよー」

雪…?彼女の名前だろうか。


雪は胸元のピンクのフリルを指差す。


「すごいですね。
私フリルなんか縫えないですよ」


「うにゃ?雪もフリルなんて縫えないにょ?」


「え?でも今…」


「雪は『縫った』なんて一言も言ってませよーう」


「はぅ…確かに…」

「雪はフリルを『買いに行った』んだよおー!!
これも立派な手伝いでそ?ね?」


「…は、はい…?」

とりあえず頷いておく蒼空だった。