脳内恋愛





彼は眉間に軽くシワをよせ
困ったような顔で
「泣かないで、マリア…」
とマリアの頬を拭った。


そして、大きな空を見ながら
呟くように語り始めた。



『 僕は、キルマティー。
  君には、キルティと呼ばれてた。

  君は、さっき言ったように
  マリアだよ!

  僕とマリアね、この教会で
  出会って、仲良くなったんだ。

  さっきの"ようこそ"はね、
  普通に"おはよう"よりも、
  歓迎、受け入れられる気持ちに
  なるから、と君が決めたんだよ。』




彼女は
静かに頷きながら話を聞いた。