『 なぜ友達なのにようこそなの? 』
彼は何者?ワタシは何者?
ワタシは彼と友達?
ワタシはマリア?
『 僕たちの1日の挨拶は
"ようこそ"なんだよ?
名前も、僕のことも、
僕らの挨拶も忘れたの? 』
『 わからないわ…
ワタシなんにも記憶がないの… 』
彼女は、マリアは、
自分がわからなくて、
記憶にはないが、友達と思われる
この男を傷つけてしまったという
思いで、哀しくなった。
『 ごめんなさい…
ワタシのこと、あなたのこと
教えて… わからないの… 』
ツゥー…っと彼女の頬に
きらりと光るものが流れた。
