くぅ達を見ながら


あれは夢だけど夢じゃなかった。


陽菜は『魔法少女陽菜』になって自分が生まれたとこを見たんだ。


そしてそれは魔法少女陽菜の仲間のくぅ達のおかげ。


「ありがとね。ひな、みんながだいしゅきだよ」


ママに聞こえないようにこっそりと。


あ、今、くぅ達が陽菜にこっそり笑ってくれました。


「フフフ…」


「どうしたの?急に笑いだして」


「なんでもない。ママはやくごはんにしよ」


ママの手を引っ張って部屋を出ます。


くぅ達、ゆっくり寝てね。


「陽菜、引っ張らないで」


「ママ、はやく~」