Apasionado!3~俺様社長様の甘い誘惑~




その時


「フンギャ~」


どこからか赤ちゃんの声がします。


「生まれた」


「パパ、あかちゃん」


「あ、あぁ。生まれたみたいだ」


「わぁ~」


扉が開いて


「おめでとうございます。可愛らしい女の子ですよ。お父さん、どうぞ」


「あ、はい」


パパが小さいお兄ちゃんをお祖母ちゃんに渡して


「涼、ちょっと待ってろな」


「りょうも」


「涼は後からな」


パパが看護師さんと扉の中へ


「陽菜ちゃん入るよ」


熊五郎達に手を引かれパパについて入りました。


あ、ママです。


ママがいました。


ママの横で泣いてるのは…