「うん、りょうまだころもでいりゅね。…パパ」
「ん?」
「パパもころも?」
「へっ?パパは大人だぞ」
「だって、パパ、ママとねんねしてりゅ」
「……」
「ママもころも?」
「えっ?」
「パパとねんねしてりゅよ」
「……恭介さん」
「パパとママは大人だけど、一緒に寝てもいいんだ。さっきもパパは涼と寝てたけど涼みたいに小さくなってないだろ。大きいだろ?」
何か変な理屈だなぁ。
「ふ~ん。パパおおきいもんね。ころもじゃにゃいね。ママも」
「そうよ、パパとママが子どもだったら、涼のパパとママじゃなくなるもんね。大人だから涼のパパとママだもんね」
「うん」
「おい、それで涼に分かるのか?」
「分かってるよね~」
「うん」
ニコニコ顔でイチゴとミルクを食べ終わり
「ごちしょうしゃまれした」
小さい手を合わせてる。
「はい」



