Apasionado!3~俺様社長様の甘い誘惑~




ピンポーン


恭介さんのご両親と瑞穂さん誠さん一家が。


「わぁ~ひなちゃんかわいいね」


真人君に言われてニコニコ。


真人君は4歳。


弟の和人君は1歳。


二人共、陽菜と同じ保育園に通っている。


和人君はまだはっきり喋れないけど


「ひーたん、かーいー」


どうも「陽菜ちゃん、可愛い」と言ってるらしい。


涼をいれて三人の男の子に囲まれて陽菜は絶好調。


お祖父ちゃん達にも


「可愛らしい」


と褒められてるし。

女の子一人だと得ね。


「じゃあ、そろそろお食事にしましょうか」


お雛様の飾ってある和室に移って


大人はビール、子供と泉お姉さんはジュースで


「乾杯」


大人も子供もよく食べて


「ママ~ケーキ」


「陽菜、ケーキ食うのか?」


何故か恭介さん達男性陣はげんなり顔。


「パパはたべたくないの?」


「パパ達はお酒の方がいいな」


「じゃあパパたちはたべなくていいよ。 ぼくたちがたべてあげるから」


涼が何処と無く恩着せがましく言ってる。


フフフ…


恭介さんに似てるわ。


「クククク…ありがとな、涼。パパの分を食ってくれるんだ」


「うん」


「パパ、ひなもたべてあげるね」


「ん、陽菜もありがとな」


「うん」


陽菜も得意顔。


…何かおかしいと思うのは私だけ。