家に帰って陽菜は


「くう、ペン たらいま。おみやけだよ。おともらちだよ」


遊園地で買って貰った犬のぬいぐるみを見せてます。


「このワンちゃんね、ワンきちっていうんだよ」


いつの間にか『ワンきち』になってました。


「ククク…」


パパが何故か笑ってます。


「パパ」


何が可笑しいんだろ。


「陽菜の名前の付け方、志織と一緒だな」


「き、恭介さん」


ママが赤くなって膨れました。


本当にママは可愛いです。


僕が見ても可愛いです。


だからパパはママが好きで好きで堪らないのだと思います。


―――


――





「晩御飯よ」


暫くしてママが呼びました。


ママが支度をしてる間に僕と陽菜はパパとお風呂に入りました。


僕は7歳になったのでパパと入るのはいいけど陽菜と入るのはもう止めようと思 います。


だって陽菜は女の子だもん。


7歳にもなってママや女の子とお風呂に入るのは恥ずかしいです。