『ホラーハウス』は乗り物に乗って回るみたいです。
パパとママの間に僕と陽菜が座ってス タートです。
「まっくらだね~ひななにもみえにゃい。ママ、てちゅないで」
「う、うん」
何だか陽菜よりママの方が怖がってるようです。
だって陽菜の言うとおり真っ暗なんだもん。
『フォホホホ…』
何処からか変な笑い声が
ガラガラガッシャーン
何かが壊れたような音
と
壁にお化けが!
「ヒッ」
ママが変な声を出しました。
でも
「ママ こわくないよ。かわいいよ」
陽菜に言われています。
うん。
陽菜の言うとおりそのお化けは可愛いと言うか可笑しいです。
ちっとも怖くなんかないです。
「へっ?…あ、ほんと」
「クッククク…志織、お前もしかして目を閉じてたのか?」
「……」
パパの言ったのが当たってたようです。
ママは最初から目を瞑っていたみたいです。
ママはどんだけ怖がりなんでしょう。
でも…可愛いです。



