Apasionado!3~俺様社長様の甘い誘惑~




陽菜とママが象の乗り物に乗って上から 僕達を見つけたようです。


「パパ~おにいちゃ~ん」


陽菜が叫びながら手を振ってます。


ママも嬉しそうに手を振ってます。


「ママ~ひな~」


僕も手を振りました。


パパはニコニコして見てます。


パパのニコニコ顔はたまにしか見れないので僕は得しました。


――





「あ~たのちかった」


ママと陽菜が降りてきて


陽菜は大満足のようです。


「パパ、つぎはどれにしよう?」


「そうだな。涼は何がいいんだ?」


う~ん


案内地図を見て


「この『ホラーハウス』っていうのにはいりたい」


「えっ?」


ママがビクッとしました。


そんなママを見て


「そうだな。これは陽菜も入れるようだし」


特に年齢制限はないようです。


「ひな、おばけこわくない?」


でも一応聞きます。


「うん。ひなこわくにゃいよ」


「じゃあ行くか」


ママはしぶしぶ着いてきます。


ママは怖がりさんみたいです。


ホラーハウスの前でママは係りのお兄さんに


「こんな小さい子は無理ですよね~」


と陽菜のことを聞いてます。


だけど


「あ、大丈夫ですよ。そんなに恐くはないので」


と笑顔で言われました。


パパが


「クッククク…志織、諦めろ」


と言いました。


「は、はい」


ママも覚悟を決めたみたいです。


よかったぁ~