Apasionado!3~俺様社長様の甘い誘惑~




「ママ いこう」


陽菜がママの手を引っ張って歩き出します。


「涼は乗らないの?」


「うん。パパとまってる」


「じゃあお願いね」


ママと陽菜が行きました。


「クッククク…」


パパの笑い声が


「パパ」


「ありゃママも乗りたかったようだな」


「パパもそうおもう?」


「あぁ」


パパは凄く優しい顔でママと陽菜が歩いてるのを見てました。


パパはやっぱりママが大好きなんだと思います。


「涼は何で乗らないんだ?」


ベンチに座りながら


「だってパパ、あれかわいすぎるよ。あんなのにのってよろこぶのはおんなのこ とほいくえんにいってるちいさいこだよ」


「クッククク…涼はもう大きいもんな」


「うん。なんたって7歳だもん」


「ククク…そうだな」


パパが僕の頭をくしゃくしゃにしました。


「あ、パパ」


「ん?」


「ママにはないしょね」


「ん?」


「ママさぁ、ひなとおなじくらいのりたかったようだし、ぼくが『ほいくえんの こがのるものだ』なんていったのがバレたらママ『わたしはこどもですか』って ふくれるよ、きっと」


そうでなくてもママは可愛いしパパから たまに子ども扱いされて膨れてるもん。


「そうだな、膨れるな」


でもパパは膨れたママも好きです。