Apasionado!3~俺様社長様の甘い誘惑~




順番がきていよいよ乗り込みます。


「パパ いちばんまえだね」


「そうだな。怖くないか?」


「だいじょうぶだよ」


本当は初めてのジェットコースターなのでちょっと怖い気もしますがパパにから かわれたくないので頑張ります。


安全ベルトが下ろされいよいよスタートです。


「パパ?」


バーを握ってる僕の手をパパの大きな手が。


「パパちょっと怖いから涼の手を握っとくな。ママと陽菜には内緒な」


パパがニコリと笑いながら言いました。


本当はパパは怖いんじゃないと思います。


僕の手がちょっと震えていたからパパが 握ってくれたんだと思います。


パパはやっぱり優しいです。


ジェットコースターが動きました。


初めはゆっくりと上がって一番高い所に来たら…一気に降りました。


めちゃくちゃ早いです。


僕は思わず目を閉じて


「ギヤ~ パパ~ キャ~」


と叫んでしまいました。


そうすると僕の手を握ってるパパの手に力が籠りました。


僕は怖かったけどちょっと安心しました。


僕にはパパがついてるから。