涼は机に向かって宿題のプリントをやっ ている。
ーー
ー
「ママ、できた」
「はい」
プリントをチェックして
「うん、全部合ってるよ。よく出来ました」
「エヘヘ…」
「涼」
「うん?」
「パパを助けてくれてありがとうね。陽 菜の面倒をよくみてくれてありがとう ね」
「ママ」
涼を抱きしめ
「朝、パパに卵の雑炊を作るように言ってくれたのは涼でしょう?陽菜が寝る時 に読み聞かせをするのを歯磨きチェックをするのをパパに教えてくれたのも涼で しょう?パパきっと涼がいなかったら何も出来なかったわ。あ、パパには内緒 ね」
「そうだね。 パパおこるもんね」
「だからパパと陽菜がいないうちに言っとくね。本当にありがとう。ママは涼が 大好きよ」
チュッ!
頬っぺたにキスをすると
「ママ、ぼくはいちねんせいだからキスは」
「パパと陽菜には内緒だから」
もう一回抱きしめると
「うん」
珍しく涼の方から抱き着いてきた。



