Apasionado!3~俺様社長様の甘い誘惑~




「今日も送ってったのか?ごくろうさん」


部屋に入るなり誠が顔を出した。


「今日も弁当作りか?」


「あぁ」


「日頃の志織ちゃんの苦労が分かったろ。これからはあんまり我が儘言うなよ」


「煩い!それに志織の苦労ってなんだよ?我が儘って?」


「フッ さ、仕事に戻るわ。あ、陽菜の迎えは?」


「志織が行くってさ。涼も付き添う」


「涼がか?本当にアイツは出来た子だな」


「当たり前だ。俺の息子だからな」


「クッ!ハハハ…」


大爆笑しながら部屋を出て行く。


…マジに失礼な奴だ。


ーー





溜まっていた仕事を済ませ


「もう8時か」


さてと、帰るか。


車を走らせ家へ。


ピンポーン


ガチャッ!


「おかえりなさい」


「おかえりパパ」


「パパおかえりなしゃい」


こうして三人が笑顔で迎えてくれると やっぱりほっとする。


「ただいま。あ~腹減った」






【恭介side終】