Apasionado!3~俺様社長様の甘い誘惑~




「分かりました。涼、今日は家に帰って来なさい。お祖母ちゃんには連絡しとく から」


「うん」


「ママ、ひなは?」


そのやり取りを聞いていた陽菜が


「ママがおくってくれるの?おむかえにきてくれるの?」


「うん…」


「陽菜、パパが送ってくから。迎えも」


「恭介さん、お迎えは私が行きますから。車で行くから大丈夫です。恭介さんもそんな毎日早出は無理でしょう?」


「……」


「恭介さん」


俺が反対するのが分かっているのか涼が


「パパ、ぼくもついていくから。ママにはくるまのなかでまっててもらうよ。そ れならいいでしょ?」


「涼」


志織が驚いたように涼を見ている。


確かに、やっぱり確りし過ぎだ。


「パパ」


「分かった。志織、涼に着いていってもらえ」


「恭介さん」


「ママ」


「分かったわ。涼お願いね」


「うん」


涼は得意顔


陽菜も


「ママとおにいちゃんがおむかえにきてくれるの?ひな、うれしいな」


「陽菜、いい子にしてるんだぞ」


「うん」


口の回りをパンの砂糖でべたべたにしながら満面の笑み。